にほんごクラスが本格的にスタートして一か月が経ちました。
ご縁をいただいた木城町のRチャンにこの場を借りて心より感謝申し上げます。
ついこないだのブログ記事が、さっそくブーメラン。
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日本語は世界一難しい言語。そして美しい。
※【あらかじめ】言語に優劣はありません。ただ「違う」だけ。そこだけ誤解なきよう。私たちの母国語は、マイクラで言うところの「サバイバルモード」。(超ウルトラハー…
現在にほんごを学んでくださっているのは、宮崎県に住むニュージーランド出身の方々。
日本語はまったくの初心者ですが、学びに向かうまなざしはまっすぐで、私も背筋が伸びます。
「すぅっと」わかってもらえる言葉もあれば、「モヤッと」する言葉もあって、
ぴったりとした英語が無いもの、例えば、「よろしく」とか「おつかれ」とか「いただきます」なんかは一筋縄ではいきません。
できるだけたくさんの言葉を並べたり、たくさん例えたりして、彼らの感覚を探りながら、その言葉に近づいていきます。
その日本語の言葉がまとう感覚に、他言語で近づこうとする過程を繰り返すことで、
自分の 奥に 底に 魂に
日本語の意識みたいなものがべっとりくっついていて、自分の血に母国語がドクドク流れている感覚が、まず衝撃的でした。
普段私達がわざわざ言葉にしないだけで、
当然になっているもの、価値観、考え方、重きを置いているものを再確認し、はっとさせられます。
せっかく私達の母国語を学んでくれているのだから、言葉を使うシチュエーションだけでなく、私たちがその言葉を言うときに、無意識のうちに感じている感覚まで、できるだけ言語化(見える化)して伝えたい。
にほんごクラスが始まったことで、私達の先祖が、言葉にどんな意味を込めていたのかが前以上に気になるし、言葉は言霊で、見えないものを常にまとっているからこそ、自分が口にする言葉は、これからも慎重に選んでいきたい。
そんなことを改めて感じられた春でした。
自分が普段手に取る本も、今後すごく引っ張られそうでわくわく。
英語と日本語を ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる回しながらの にほんごクラス。
英語クラスとはまたちょっと違なる、言語をまわす感覚が、とても新鮮です。
