レッスンの特色 │ 多感覚学習

学びは、その人の個人的な「体験」そのものです。

雨上がりのアスファルトの匂い、特に夕立のあとの匂いをかぐとなんだか懐かしい気持ちになりませんか。むっとするぼさっとした空気と、再び鳴き始めるセミも合わさって、なんとなく何とも言えないノスタルジックな気持ちになります。

運転中にラジオから流れてきた懐メロを聞いて感激してしまうのも、曲を通してはっとするような記憶が思い浮かぶからではないでしょうか。

私たちは脳みそだけで機械的に記憶しているのではなく、アスファルトの匂いをかいではっとさせられるように、鼻、耳、目、口、体の感覚が心とつながって、当時とても楽しかったこと、悔しかったこと、びっくりしたこと、怖かったことを思い出します。

レッスンに多感覚を取り入れ、学びに体験と感情をつなげます。

coldはコウルドと読み、意味は「冷たい」です、と言ってしまえば教えるほうは超ラクなのですが、学ぶほうには響かない。忘れちゃう。一度習ったらもう忘れない!なんてことはあり得ませんよね。大前提として、私たちは忘れて当たり前。だから、多感覚を取り入れることで、思い出しやすくしてあげる。

例えば、氷をクラスルームに持って行って、まず触らせて(触感)、これがcoldだよ、と教えたり、内緒で氷を入れた箱の中に目隠しして手を入れさせて、これがcoldだと伝えたり、こんな風に感覚とつなげてあげる工夫をすると、子ども達は大喜びで感情をのせてcold! cooooold!!と叫びだします。

レッスンに多感覚を取り入れるということは、いろいろな工夫や物が必要です。このあたりも教室日誌のほうで追々紹介できたらいいなと思っています。

子どもが苦手な感覚、得意な感覚で学ぶ機会を与えます。

私たちには、 感じること、見ること、匂いを感じること、話すこと、触れること、聞くこと、動くこと、味をわうこと、見ること・・・たくさんの感覚が備わっています。

歌をうたうのが好きな子、ダンスが好きな子、読書が好きな子、パズルが好きな子、お絵かきが好きな子、ほんとうに私たちの関心は様々です。そして、歌が大好きな子が読書が苦手だったり、読書が得意な子がダンスが苦手だったり、感覚には強弱があり、バランスはひとりひとり違います。じっと席についているのが苦手だけれど、運動会のダンスの振り付けを覚えるのは抜群に早い子、ノートを取るのは苦手だけれど、素晴らしい集中力で絵を描き上げる子。

自分の得意な感覚を用いた学習スタイルを用いると、そうでない場合よりも早く容易に知識や技術を習得することができます。いろんなアプローチをしてあげることで、様々な感覚で学ぶ機会を与えてあげ、その子の得意な感覚に引っかかるようにしてあげます。

せっかくの個人教室。学校やフランチャイズじゃ制約が多くてなかなか取り入れにくい多感覚学習法で、子ども達にはのびのび体全部の感覚を使って英語を学んでもらいたいなと思っています。

ジョリーフォニックス、多感覚、スパイラル学習法の3つの柱をもとにレッスンを行っています。文字指導(ジョリーフォニックス)に加え、数字や英単語やあいさつの学習にも多感覚学習を取り入れることで、弱い面を補い、強い面に気づき伸ばすように心がけています。

歌、ダンス、リズム、チャンツ、体操、ゲーム遊び、読み聞かせ、工作、パズル、ジョリーフォニックスなどなど、さらにボールやブロック、カードを使っていろいろな角度から子どもたちの感覚をどんどん刺激し、学ぶ力を育てます。

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