先日僭越ながら、知事との本音トークに参加させていただいた。
なにが「本音」だ、アホくさ、と思いながら。
参加してみたらちょっとだけマジになってしまってその後羞恥心。
しばらく窓から役場見れなかったよ。
自分の目の付け所、そう悪くないんじゃないかって思うんだけど、
伝え方(プレゼン)はもっと工夫が必要だったなあ。
全然知事に伝わってなかったなあ。
てか2分で無理だろ、いや自分の準備不足だろ、
とかぐるぐる回りつつ、
もしかして開催自体が目的の、ただの政治的パフォーマンスの催しものだったのかと思うのも癪で、
悔しいので終わってから使ったprepメモをまとめた。
以下知事への自分の本音ではないけど本音っぽいやつ。
・県道22号線の可能性
師走祭りの所縁で、木城町と美郷町南郷の小学校が交流訪問を行っている。
子どもたちから、最悪だった、二度と行きたくない、という声がたくさんあがる。
理由を聞くと、移動が長いし道が悪いし移動中に嘔吐した子が何人もいるからとのこと。
そんな理由でもう行きたくないと思われてはとても悲しい。
現在、農道を通り美々津東郷周りで片道1時間半。
それが県道22号線を使うと木城―美郷町南郷間の移動時間が片道30分短縮できる。
しかし現在県道22号線は工事による時間規制が10年以上も続き、一台しか通れない狭い道が続く。慎重に運転し、対向車が来るとどちらかが恐る恐るバックして道を譲らなければならない。携帯の電波は立たないところも続き、崖なので常に危険がはらんでいる。
このような状況にもかかわらず、利用者は年々増える一方なので、生活道路として整備されることを多くの人が願っている。
この道がちゃんと使えるようになることで、10号線やほかの道の渋滞緩和にもつながる。
中之又で生活する人達は10年以上続く県道22号線の工事の時間規制に苦労しているとの話も知事とのお話会でも出た。
国スポは「人の移動」が課題だとおっしゃっていた。
県道22号線がまともに使えるようになれば、移動の負担も減り、参加者も国スポそのものにより集中できる。
なにより国スポが終わったあとも、普段の生活に支障をきたし不便を感じていた生活道路として常に使われ続ける。
県道22号線を整備することで、美郷町や椎葉村の住民も、集落によっては児湯の病院のほうが近くなり、病院の選択肢が増える。
県民による県内の観光や交流が盛んになる。
県道22号線は非常に高い可能性を秘めているので、生活道路としてまともに使えるように片側一車線にする整備を進めて完了させてほしい。
この道を生活道路まともに利用したい県民はとても多い。
・目の前にあるのに触れられない豊かな自然
ヤマビルが年々ひどくなる一方である。
生活圏内にもとうとう降り始め、安心して過ごせる場所がすごく狭くなってきた。
私たち子育て世代は自然遊びができない。
目の前に豊かな自然があるのに触れられない。
山師はヤマビルに喰われながら山を管理する。
釣り人はヤマビルに喰われながら川で魚を釣る。
畑や田にもでるので農業などの効率も下がり迷惑している。
大量のヤマビルが多方面で私達のQOLを著しく下げている。
大規模な害獣駆除の必要性を感じる。
ヤマビルは鹿が媒介となり移動させる。
増えすぎた鹿と猪を適正量までさげることで、状態が改善される。
ジビエ料理の開発にフォーカスする前に、早急に猟ることにもっとしっかり計画と予算をつけて取り組んでほしい。
害獣が減れば、害獣対策のための柵も要らなくなる。
柵がなくなれば景色がひらかれ景観もよくなる。
宮崎の強みはこの豊かな自然で、県外や海外のお客さんはそれを体験しに来る。
それは自然を眺めに来ることじゃない。
私たちが求める自然には手入れが必要。
根本的な対策を求める。
・メガソーラーパネルの条例を作る
いまのうちに暮らしの環境を守る条例を作っておいてほしい。
私たちの住むところはこれまでは言語の壁で守られていた部分が大きかった。
いまはネットやAIで言語の壁がほとんどないので、外資が資源を買いやすくなった。
木城町はとても平べったくて日照時間が長い。
海からも距離があり、津波の心配も比較的低い。
土地が安い。管理ができなくて土地を手放したい人がたくさんいる。
ソーラーパネルを敷いて儲けたい人達にとって素晴らしい条件がそろっている。
外国の企業に見つかってそれを悪用される前に、守る条例を。
もし設置されてしまったら、責任者とは当然連絡が取れず、町民からのクレームは役場に押し寄せ、よそからも苦情の電話がひっきりなし、対応で通常業務は進まず職員は疲弊し、残業は増え、残業代も余計にかかり、結局不法投棄の後始末は町がすることになり、万が一の火事の場合は消火活動ができず、土砂崩れが起きやすくなり、壊れたパネルから漏れる有害物質で土壌汚染され、農業もうまくいかなくなり、人は住む場所を変え、木城町が移住先の選択肢から消える。誰にとっても迷惑だとわかりきっているので、設置されたあとに反対運動でエネルギーを使うのもばかばかしい。移住に対してハードルも下がっているいま、家を売って出ていく人も多いだろう。
外国の企業だと特に、条例があってもそれが守られない可能性は高い。
が、せめて条例を出し、作らせない、生活環境を守る、という町としての意志を出すことで、そういうことを企んでいる企業は敬遠するかもしれない。
また、暮らす人々を大切にする意識が高い町だと認知され、全国から安全安心穏やかな暮らしを求めて人が移動してくる。
さらに、安全安心穏やかな暮らしを求めて来る人は、その人も比較的安全安心穏やかである。ということは好循環、ますます治安は保たれる。
人口を増やすために都市化する必要はない。
日本の自然をもう少し掘り下げて考えて、いまの、「ちょうどよさ」をうまく維持できれば、突き詰められれば、木城町の少子高齢化は緩和される。逆にバランスが崩れていけば、消えて無くなる。
・オープンスクールに参加できる年齢幅を広げる
生活圏内に高校、大学がないことの格差はとても大きい。
自分が中学校を卒業してからの様子が想像がつかないので子どもたちは自分事としてとらえられない。特に第一子。
子どもたちに聞くと「オープンスクール」自体を知らない中学生も多かった。
市内の子達など、高校や大学が普段の生活にある子どもたちは、オープンスクールに行くのが9年生(中学3年生)でいいかもしれない。
でもその環境下にない場合は、何か策が必要だと感じる。
いま思いつくのは6、7、8年生もオープンスクールに参加できるようにすること。
高校生活を具体的に知り、リアルに想像したり高校自体を感じることで、視野が広がり、普段の学習のモチベーションにもつながる。生活圏に高校、大学が無いのだから、9年生じゃ遅い。想像できないことや知らないことは志しようがない。
移住→定住ではなく、時代はますます移住→移住に変わっていく。
いかに「自立した人たちに自立している時期に長く住んでもらうか」を考えれば、新たな大きな観光地は必要ないことは明らか。また、若者の流出が嘆かれるが、子どもたちが進学や就職で外に外に出ていくことはとても自然で非常に喜ばしいこと。
外に出て、日本の豊かさ、宮崎の豊かさ、木城町の豊かさ、に気づけば、経験値を上げた子ども達がブーメランみたいに戻ってくる。
そのためには、インフラ(県道22号線の整備)、害獣駆除、メガソーラーパネルの条例、子供たちの視野を広げること(オープンスクール対象者の拡大)が効くのではと考えた。
2024年8月3日付
自分の頭の中の一時的なやつ。
ここに書き出して、頭のメモリ開放する。
読んだどなたかにパス。
さーて、メモリも空いたし、仕事がんばろ!