唐突ですが、例えば、学校の定期テスト、中学2年生でもその子の理解の進度に応じて、中1のテストが受けられたり、中3のテストが受けられたり、高1のテストが受けられたらいいのに!!と思いませんか。
私は思います!
なぜなら学校のテストだと、英語がすごく苦手な子にとって、自分で自分の成長の手ごたえを感じるのにとても時間がかかってしまうからです。
学校でのテストは仕組み上どうしても、学年が基準で作られているテストが行われます。
そのため、低学年時でつまづいてそのまま進んでしまった子など、特に基礎が苦手な子にとって、「自分はまだまだできない」と感じてしまいがちです。
(仕組みの是非、は批判をしてもしょうがない。それはそれ。受け入れて、しっかり利用することが得策です。仕組みを唯一変えられる職業は政治家。政治家になる気がないならdisってる時間やエネルギーがもったいない!)
苦手なら苦手な子ほど、もう頻繁に、可能ならば10分置きにヤッター\(^^)/体験を重ねてあげたい。
日々の学習を続けている子どもたち、
去年よりも今年、先月よりも今月、先週よりも今週、そして昨日よりも今日の君が、明らかに力が付いているよ!!レベルアップしてるよっ!!!!
それは第三者の私から見ればハッキリくっきりわかるのですが、一番大切なのは、本人に、ご家族に、その成長を自覚してもらうこと。
中学3年生でもその子の理解の進度に応じて、中1のテストが受けられたり、中2のテストが受けられたり、高3のテストが受けられるもの、あります!!
それはずばり「英検」です。
年に3回開催される英検、誰でも自分のタイミングで受けたい程度内容を受験することができます。
いま自分がどこにいるか確認しよう、と中高生クラスではよく声掛けをするのですが、
まさに、英検で自分の位置を測ることで、自分がどこにいるか確認することができます。
手段は英検でなくてももちろんいいのですが、他の英語に関連した検定とお金、内容、条件等比べても、英検が総合的にずば抜けて利用しやすいです。知名度も高いので、おうちの方も応援しやすく一緒に喜べるのも大きな大きなメリットです。
普段は、私の立場からその子の理解度やタイミングをみながら、この辺りかな、という級を子ども達に提案しています。
一回目はだいたいの子が受験を渋ります。それは自分がどこにいるのかわからないから。漠然としていて不安だから。わからないものは、大人だって怖いものです。
ひとりでも受ける子がいれば、あとはクラス全体で単語や過去問をシェアする時間を取ります。
英検なんて全く意識してない子達も巻き込むことで、過去問を見て、意外と簡単じゃんと言ってくれたり、4択ならイケそう!と言ってくれたり、まだ難しい!、と言ってくれたり、いろんな発言が飛び出します。
そういう言葉が出てくるということは、受けている自分を、頭の中で一度想像しているということ。想像することから全ては始まります。
スモールステップで、まずは自分事にしてもらうことが、何にとっても初めの第一歩ではないでしょうか。
初めは渋っていた子も、触れているうちになんとなくどういうものか知ることで、少し安心するようです。
受けるか受けないかの二択を、1月に受けるか6月に受けるか、の二択にどうナチュラルにスライドするかの鍵は、
普段のプロセスをいかに楽しめるか、にある気がします。
そして、多くの子ども達(大人も)がテレビゲームに夢中になるように、私たちはレベル上げが大好き。
普段のレッスンが練習試合ならば、英検は年に3回参加できる本試合(GAME)。そして私達は、練習試合よりも本番の試合に出たくなるもの。
合否という結果にフォーカスするのではなく、力を試すドキドキにフォーカスしてほしい。
子ども達自身が日々の英語学習の面白みを見出せるように、レベルアップが実感できる英検のような指標をうまく活用して、子ども達と一緒に学びのプロセスを楽しんでいきたいです。
英語の文法解説や技術のノウハウだけでなく、学校の先生や親ではない大人が、オプションを見せることや提案することも含めて、自分の大事な役目だと感じます。
家、学校、以外の第三の場所から、うまく伝えてあげることの可能性が、きっとまだまだあると信じています。
お読みいただきありがとうございました。