※【あらかじめ】言語に優劣はありません。ただ「違う」だけ。そこだけ誤解なきよう。
私たちの母国語は、マイクラで言うところの「サバイバルモード」。(超ウルトラハードってこと)
日本語の文字について言えば、常用漢字だけでも約2,000字あり、小学校6年間で習う漢字の最大画数は21画(「魔」)。
また、「競」や「議」(20画)も高学年で習う漢字の中では画数が多い部類に入る。
オギャーと生まれて12年ぽっちで、これらの漢字を覚え、書き、使いこなすようになるのは本当にすうううんんんごいことです。私達、すごすぎやしませんか。
日本語は世界で一番難しい。
ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字。(※ローマ字も日本語です)
音読みも訓読みもあり、12歳の時点で最大画数は21画。
そして、例えば「かける」という言葉ひとつ取っても、
• 電話をかける(通話する)
• メガネをかける(装着する)
• 橋をかける(架ける:橋などを設置する)
• 時間をかける(費やす)
• 迷惑をかける(影響を与える)
• 声をかける(話しかける)
• 走りかける(動作を始める)
どれほど多くの意味を持つことか。
私たちは、普段意識していないだけで、相当な芸当をやってのけているのだ。私達すごすぎやしませんか。(再)
世界一難しく、そして美しい言語、日本語。
そして、何かを学ぶためには、まずこの複雑怪奇・難解な母国語、「日本語」を学ばなければならない。
だからこそ小学校では、このスーパーウルトラハイパーアルティメットに難しい「日本語」(国語)を習得するために、相当な時間とエネルギーが費やされる。
日本の小学校の「国語」のカリキュラムは本当によくできているんだろうな。
これらを小学校の6年間(12歳まで)で習得し、使いこなせるようにするのだから。
日本語は相当難しい。
だから、小学校に上がって、なかなかひらがなが書けなかったり、
漢字がなかなか覚えられなかったりしても、深刻にならないぞ。
今どきの言葉で言うならば、
「それはそう。」
(※最近の小中学生がよく使う「そりゃそうだろ」のニュアンス。)
化け猫みたいな妖怪みたいな言語、日本語。
この、へびみたいにくねくねと動きまわり、納豆みたいにネバネバした言語…
そんなやっかいな日本語が、まわりまわってすごい愛おしい。大好きです。
私達に染み込んでいる日本語が、英語を学ぶことと相性が悪かったとしても、
それはそれで教える側が工夫すればいいだけで、むしろ対極の言語だからこそ月と太陽みたいに、
英語を学べば学ぶほど、母国語(日本語)が光り輝く。逆も同じ。
英語と同じくらい日本語が最近ますますおもしろくなってきています。